言おうか言わないか、悩んだ。 秋人が本当に全て知っているか分からなかったし、これは言ったほうがいいのか迷ったからだ。 「優香?」 「……そのあだ名で私を呼んだのは……パパだけだったの」 秋人は何も言ってこなかった。 いや、何か適切な言葉を捜しているのだろうか? 「秋人君。あの……あの黒いのはパパだったの!? ねぇ!? 何か知ってるなら聞きたいよ!!」 すると――秋人は無理矢理笑顔を作って答えた。 「合っているようで、少し違う」 「じゃぁなんなの?」