優香としてはすぐにでも聞き出したい気持ちでいっぱいだったが、なぜか物凄い空腹だった。

「いただきまーす」

 ハヤシライス、グリーンサラダ、レンコンの炒め煮、かき玉汁…

 どれも優香の大好物だったし、ちょうどいいボリュームだった。

「秋人君って……いつも帰ってからご飯食べるの?」

 優香が美味しそうに食べているのを笑顔で見ている秋人が気になった。

「基本的にはね」

「お腹すかないの?」


「空かないって言ったら嘘になるけど……食べる時間を決めてるって感じだよ」

「へ~」