「優香! 気を失うなよ!! 次はオレ助けてあげられるかわかんねーから!!」 「あ、きひ、と……くん?」 何を言われているのか、何を意味するのか理解が出来ない。 意識を飛ばしてこの頭痛から逃れたかった。 そして――父親に会いたかった。 「行くな!! 優香!!」 まだ秋人が何か話しかけてくれていたが、もう届かなかった。 ――優香の意識は、深い深い心の底に落ちていった。