「ん、今度じゃだめ?」 そして先ほどからなんだか落ち着きが無いように見える。 「お願い。もう、限界だよ」 その言葉を聞いた秋人はクッキーを選ぶのをやめ、優香の目をまっすぐ見た。 「全て話すには……まだ早いからヒントでもいい?」 優香は、彼の目を強い眼差しで見つめた後、‘うん’と小さく呟いた。 そんな優香に観念したかのようなため息を吐いた秋人は、ふっと視線を逸らす。 「黒いのは、愛情と悲しみと怒りから産まれた者なんだ」