キミが居た病院


「台風の時だっけ?」

「そう! って、さっき話したんだっけ? あははっ! ごめんね」

「でも……オレが守るよ」


「ん?」

 呟く用に囁いた秋人の言葉をうまく聞き取れなかった。


「いや、なんでもない。それよりもうすぐクリスマスだなー」

「あぁー! 言わないでほしかった!!」

「へ? なんで?」

「寂しくなるじゃない。毎年こういう話題って困るよね」