キミが居た病院


 すると秋人は……とても辛そうな顔をしながら微笑んだ。

「もう少し時間が経てば……ちゃんとはっきりしたら、だな。それまでオレがちゃんと守る」

「えっ?」

「だーかーらー! オレが守るっての! ってか実は既に守ってるんだけど」

 優香は顔が火照ってきてしまった。

 秋人の顔を直視できずに目を逸らす。

「おいっ! そんな顔されたらこっちも照れるってのー!」

「うう……ごめん。あっ、パパもね、守ってくれてるんだよ」

 その場の空気を和ませようと話題を変えることにした。

 これ以上顔が赤くなったらのぼせてしまいそうだったから。