キミが居た病院


「いいのに……。来る度に何かしらくれるよね? ありがとう」

「んー。手ぶらってのも落ち着かないじゃん?」

 そう、実は秋人はお見舞いに来る度に色々くれていたのだ。

 なんのキャラクターかよく分からないぬいぐるみ、果物、花、お菓子などなど…

「よっと。はー、久しぶりだね、マジで」

 ソファーに座った秋人が、笑顔でまじまじと見つめてきたので凄く恥ずかしくなってきた。

 きっと顔が真っ赤になっているだろう。

「うん……。あ、どうして急に来なくなっちゃったの?それに…今日ちょっと疲れてる?」

「オレさ、親いないじゃん? んで今後の事とか親戚や祖父母とかも混ぜて話し合いになってさ。急に決まったから」

 ‘ごめんな、こないだドタキャンして’と彼は付け足した。