「おっすー!」
「え……?」
「ん? あれ? ノックしないでって約束だった気がするけど…」
「そうじゃなくてどうしてそんな早いの?」
時間は聞いていなかったものの、まさかこんなにすぐとは思わなかった。
それに、ニヤニヤしているところを見られたかもしれないので恥ずかしかった。
「あ、悪い。実はもう既に友達の見舞いに来てたわけで……ってか驚いてる?」
「当たり前じゃん! ドアも急に開くしびっくりするよぉ!」
「ごめんなー! これ、見舞い品。今日は梨買ってきた」
そう言ってソファー前のテーブルに、梨の入ったバスケットを置いてくれた。


