キミが居た病院


「嬉しい……」

 会ったら、あの台風の日に起こった事やその後の事を全て話そうと思った。

 ――だが、唯一父親に言われた事だけは言わないでおこうと心に決めた。

 父親に会えて話した事は教えるにしても、さすがに信用するなと言われた事は本人には言えない。


『久しぶりだね!うん、大丈夫だよー』


 送って数分しないうちに扉がガラッと開いた。

「何!?」

 びっくりしてみると、そこには秋人が笑顔で立っていた。