キミが居た病院



「んー」

 例の如くベッドの上で目が覚めたので、ひとまず伸びをする。

「あ……なんで信用したらいけないのか聞き忘れた」


 ――ブーッ、ブーッ、ブーッ


「ひゃっ!」

 サイドテーブルに置かれた携帯が、騒々しく鳴り響く。

『おっすー!ずっと連絡してなくて突然ごめん。今日行っても平気?あ、もしかして退院してる?』

 その内容を見た途端、優香は自分で顔がほころんでいるのが分かった。

 久しぶりに会えると思うと、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

 言いたい事も聞きたい事も沢山あったが、何より会いたかった。