そしていきなり、電源を切ったかのように画面が真っ暗になった。 ――真っ暗という事は鏡の如く反射してしまう。 そこに映し出されているのは恐怖で顔が凍りついた優香―だけではなかった。 優香のすぐ右後ろに携帯を覗き込むようにしている黒い物体が居た。 嬉しそうに……なおかつ愛しそうに微笑んでいるように見える。 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 携帯を思い切り投げ、両手で顔を覆い隠す。