「イタッ!!」 ふいに頭痛がし、まさかと思い振り返ると、こちらに向かってくる一つの影があった。 顔はまだ見えないが、体格からして男性だと思われる。 「ッ」 その人物が近付くにつれ、頭痛が激しさを増す。 「これが……夢と一緒なら、あの人は……」 顔に影がかかっていて、まだよく見えないが、夢と同一人物だろうという自信が優香にはあった。 そして――その人物の顔がハッキリと見えた瞬間、優香の頭痛はすっかり治まった。 「パ、パ……」