!俺様詐欺!

俺が低い声で言うと、
智はサクサクと宿題をやり始めた。






…俺が人混み嫌いでも、
祭りに行くのは・・・

別に姫夏が好きだからとか
そんなんじゃねぇよ‥


ただ姫夏は家族だし、
なんかあったら心配だから

それだけ
それだけのことだ……




‥絶対そうだ。





















………………
…………
……




「お待たせ〜」



姫夏も浴衣に着替え終わり、
俺たちは3人で駅前に向かった。

駅前は人で溢れかえっていたが、改札には彩夏の姿があった。






「彩夏も浴衣だ〜♪」

「かわいい//」


智と姫夏が彩夏に群がる。





「へへっ♪年に一度のお祭りだし、お母さんに浴衣出してもらったんだ〜」


彩夏が笑顔で言う。

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