背中による。







「なあ、村雨。」
「何です?父上」
「忍びとして生まれたんだな林檎は」

「え?父上どうしたんですか?」


「林檎は修行をまったくしてない。なのに、あれはなんだ?」

「どうして・・・・・・・・・あんなに自然に戦えるんだ?」
「そうなんだ、俺だって村雨、お前だって沢山修行したのに最初は出来ない・・・・・そうだろ?」

「はい。ましてや、何も修行もしてないのに」
「あれが本物の忍びなのかもしれない」


「えぇ。才能があったんですね。私達は、林檎を子供って思いすぎていましたね」
「あぁ!村雨、仕事さっさと終わらせるぞ」




「はい」