―注ぎ込む朝の光。 「翔瑠~朝だよー。」 起きろー、なんて陽気な声。 花音は布団ごとまぁるくなってる翔瑠をゆっさゆっさと揺さぶる。 「翔瑠ー起きてよー。」 「ぐー…。」 寝たふりしよう…。 すぐに諦めて出ていくだろう。 「いいの?もう8時だよ?」 8…、時っ!? ガバァッ! 「8時だとっ!」 いつもの朝。