「……なんですか?」


私は谷口先輩の方に振り返った。




その瞬間―――


ちゅっ




?!


"ちゅっ"と音とともに、唇を奪われた。




「……なっ、なにするんですか!!」


私は声を荒げた。




「フッ……面白い女」


なっ、なによぉ!!




「……さっ、サイッテーッ!!」


私はそう叫んで、教室を飛び出した。