『……あの、』 「ん?なに」 『そろそろ教室帰らない?HRサボっちゃったし…』 私と晴希はまだ図書室にいて、晴希が後ろから私に抱きついて動けない。 「…俺はまだこーしていたい」 そう言い、抱きしめる力が増す。 晴希は一件、明るくて笑顔を振りまく人だと思ってたけど… 本当は甘えてくる可愛い人だったんだ……。