ちっさい身長。 真っ赤な顔。 華奢な手足。 たしか吹奏楽部って言ってたな。 ほわほわしたパーマ、 茶色がかった髪。 五十嵐さんは、これまた男子の中で 可愛い、と評判だ。 彼女にしたい、とも。 どっかの誰かは 可愛い、と言われても彼女にしたい、とは言われない。 変人だから。 「……ごめん。でも、ありがとうな」 いつも通りの、言葉を返す。 「っ!」 あ、涙こぼれた。