クマさんのストラップの彼を見て微笑む私を
ヒロミは鋭く指摘する



それも彼の近くで


わざと



聞こえるように









「なあに~??雅美、あべっちのお友達にお熱なのかしら~??」



その言葉に私は耳まで真っ赤にして



「ち、違うの!! 私、ただ…あのっ…あのっ…!!!!」



口をぱくぱくさせた金魚みたいになって説明した






ちらっと彼をみると









意外なことに












彼も私と同じく



耳まで真っ赤にしてうつ向いていた









怖そうな彼なのに
こんな小学生のようなからかいに赤くなっちゃうなんて…




私もからかわれてるのに



そんな彼に






少し













甘い気持ちが芽生えたの