「雪先生…」


笑って写っている雪先生の顔を指でなぞる。

愛しくてたまらない…

この無邪気な笑顔をあたしが一生作ってあげたい…

一生…


「何考えてんだ、あたしったら…」


写真から指を離し、ほてった頬をその手で冷やした。