「ほ~ら、3年の桂木雪先輩のこと!」


あたしは雪先生の名前を聞いて昨日のことを思い出した。

思い出すだけで泣きそうになる…


「麗華!そんなことより昨日さぁ~」


恵美ちゃんが気を利かせて別の話題にしようとする。


「そんなことじゃないでしょ!未来ちゃんにとって大事なことだよ!」

「だから今はいいから!」

「何で?今言わなきゃいつ言うの?」


麗華ちゃんと恵美ちゃんは言い合いになる。