高校生になってもあたしは塾に通った。

始まる30分前に行って雪先生と話すことがあたしの日課になっていった。

ある日突然、雪先生があたしに聞いてきた。


「…未来ちゃんってさ好きな人、いないの?」


あたしは驚いて席から立ち上がった。


「そんなに驚かなくても…未来ちゃんってほんと面白いよね。」


そんなあたしを見て雪先生は笑い出す。

あたしは静かに席に座った。