「その様子じゃぁ上手くいったんだ。」

「もう!恵美ちゃんなんか嫌い!」


あたしは後ろを向いた。

これ以上、赤くなった顔を見られたくなかったから。


「…私は、未来のことを思ってやっただけなのに…」


恵美ちゃんの声はだんだん小さくなっていく。

後ろを振り向くと恵美ちゃんは机に顔をふせていた。

どうやら、泣いているらしい…