「わかったよ!」 今度は俺の布団の中に 入って漫画を読み始めた 俺が男だってわかってんのかコイツ 「…なぁ」 「ぎゃっ。ち、近いよ!遊佐!」 藍を覗き込むように、 顔を近づけ話を進める 「俺、男だよ?」 「そりゃ、知ってるよ!それより…近すぎ」 俺の顔に手をあて遠ざけようとする 「わかってねぇよ」 本当わかってない 「…え」