「おまえ、何慌ててフォローしてるんだ? そんな事しなくたって、別に反対なんてしないから安心しろ。むしろ、ホッとしてる位だよ」
そう言って笑うお兄ちゃんは、安堵の表情をしていた。
「父さん母さんを亡くしてから俺に育ててもらってる、とか言って家の事中心で、ましてやここ数年は愛子の母親代わりまでやって……自分の事は後回しだったから、本当は心配だったんだよ」
そう言って、お兄ちゃんは右手を大地の方に差し出した。
大地はそれを握り返し握手する。
「こいつ、何でも自分1人で背負い込もうとする厄介者だけど、一緒に居て飽きない奴だから、どうかよろしく頼むよ」
「はい、分かりました」
そう言って笑うお兄ちゃんは、安堵の表情をしていた。
「父さん母さんを亡くしてから俺に育ててもらってる、とか言って家の事中心で、ましてやここ数年は愛子の母親代わりまでやって……自分の事は後回しだったから、本当は心配だったんだよ」
そう言って、お兄ちゃんは右手を大地の方に差し出した。
大地はそれを握り返し握手する。
「こいつ、何でも自分1人で背負い込もうとする厄介者だけど、一緒に居て飽きない奴だから、どうかよろしく頼むよ」
「はい、分かりました」

