この晴れ渡る青空の下で

愛子は不思議そうだけど、みんなが笑ってるので、ニコニコとしていた。



そして笑いが収まると。



「足がこの状態なので、座ったままで失礼します。日高大地です。まだ日は浅いですけど、真剣にお付き合いしてますので、よろしくお願いします」



大地は頭を下げたので、私も下げる。

すると、お兄ちゃんから意外な言葉が返って来た。



「ああ、何処かで見た顔だと思ったら、日高先生の息子さんだよな?」

「えっ?」



大地と私、同時に顔を上げると、お兄ちゃんは笑顔で続けた。