「きぃさん」
呼ばれてそっちを向くと、大地くんが優しい笑顔で自由の利く左腕の方にあるイスを、ポンポンと叩いた。
「こっち来て、座って」
促されるまま、私はそのイスに座った。
すると。
ポンポン
今度は無言でさっきのイスと同じように、大地くんは私の頭の上に手をやり軽く2回叩いた後、そのまま髪をクシャとする。
温かい。
頭の上の温もりを感じた瞬間、体の震えが止まり、代わりに頬を止めど無く熱い雫が伝って落ちて行った。
呼ばれてそっちを向くと、大地くんが優しい笑顔で自由の利く左腕の方にあるイスを、ポンポンと叩いた。
「こっち来て、座って」
促されるまま、私はそのイスに座った。
すると。
ポンポン
今度は無言でさっきのイスと同じように、大地くんは私の頭の上に手をやり軽く2回叩いた後、そのまま髪をクシャとする。
温かい。
頭の上の温もりを感じた瞬間、体の震えが止まり、代わりに頬を止めど無く熱い雫が伝って落ちて行った。

