「あ……大地、くん……どうして?」
そこにはまだベッドから動けない筈の大地くんが、手と足には包帯が巻かれた状態で、看護師さんに車椅子を押してもらって居た。
「お兄さんの事聞いて、無理言って連れて来てもらったんだ。すぐ戻らないとダメなんだけど……きぃさん、大丈夫?」
大地くん……。
気遣いが嬉しくて涙が出そうになったけど、心配掛けたくなかったので、なんとか笑顔を作って見せる。
でも、声が出なくて、1回だけ頷いた。
すると、大地くんの表情が切なく歪んだ。
そこにはまだベッドから動けない筈の大地くんが、手と足には包帯が巻かれた状態で、看護師さんに車椅子を押してもらって居た。
「お兄さんの事聞いて、無理言って連れて来てもらったんだ。すぐ戻らないとダメなんだけど……きぃさん、大丈夫?」
大地くん……。
気遣いが嬉しくて涙が出そうになったけど、心配掛けたくなかったので、なんとか笑顔を作って見せる。
でも、声が出なくて、1回だけ頷いた。
すると、大地くんの表情が切なく歪んだ。

