この晴れ渡る青空の下で

「お兄ちゃん! お兄ちゃん!」

私が叫びながらナースコールを押すと、すぐに看護師さんや医師も来て騒然となる。



「宮本さん、大丈夫だから、後は任せて」

呆然と壁にもたれ掛かってた私を、佐藤さんが静かに病室の外へ促した。



何? なんなの?

突然の出来事に、まだ頭は理解出来てない筈なのに、体の震えだけが止まらない。



12年前の光景がフラッシュバックする。

私、また置いて逝かれるの?



いつの間にか両腕で自分の体を抱き締めながら、近くにあった長椅子に腰掛けて居た。