この晴れ渡る青空の下で

何か事情があるとは思ってたけど、すぐには理解出来ずに固まっていると。



「入院して最初の何日かは凄い荒れちゃって大変だったんだけど、宮本さんが顔出すようになってから落ち着いたみたい」

佐藤さんが笑顔でそう言いながら、ドアの方へ歩いて行く。



「これからも日高くんの力になってあげてね」

それだけ言い残して、佐藤さんは去って行った。



私と居る時は、いつも明るい大地くんで……。

時々淋しげな表情をするのが気にはなってたけど、もしかしたら、無理してたのかなぁ……。