この晴れ渡る青空の下で

必死に思い出そうとするけど……残念ながら、思い出せない。



「嫌味で言われているのかと思った。

 だから、『どうせ下手くそだから、サッカー選手なんてなれないよ』って答えたんだ。

 そうしたら、希未が笑って言ったんだ。

 『でも、好きなんでしょ、サッカーが。そうじゃなかったら、今ここでボール蹴ってないよね?』って」



あれっ? 待って……。

頭の中に、その時と思われる光景が浮かんだ。



ちょっとご機嫌斜めの男の子。

私の目の前で、一生懸命ボールを蹴っていた男の子。