この晴れ渡る青空の下で

「希未、覚えてる?」

「何を?」

「前に岡村さんが、俺らが『子供の頃に1度会ってる』って言ってたじゃん」

「あっ、うん」

「その時の事、多分、希未は忘れていると思うけど……俺、ハッキリ覚えてるんだ」



えっ?



「もちろん、あれが希未だったのは、岡村さんに言われるまで気付かなかったけど」

「なんで? 私、何かしたの?」



大地が笑った気配がした。



「俺、その頃、レギュラー外されたりしてて、自信が無かったんだ。

 サッカーも止めようかと思ってた。

 でもあの日、ボールを蹴っている俺に希未が言ったんだ……。

 『上手だね? 将来、サッカー選手になるの?』って」