この晴れ渡る青空の下で

「岡村さんが指導するんだったら、大地君がジャパンブルーのユニフォームを手にするのも、夢じゃないかもしれないなぁ……楽しみだ」



お兄ちゃんは凄く嬉しそうに言った。

考えてみたら、入院するまでのお兄ちゃんは忙しくて、こう言う話をのんびりする機会なかったもんね。



「あれっ? そう言えば」

岡村さんが急に何かを思い出したように、そう言った後、私と大地を交互に見た。



「あなたが宮本君の妹さんだとすると、2人は子供の頃に1度、会っているよね?」



……えっ?