この晴れ渡る青空の下で

「いいよ。私だって、負けないんだから」



その言葉を聞いて大地はニッコリ笑い、グイッと私を抱き寄せて、私の髪をクシャクシャとする。



「ははっ、やっぱいいや。おまえと居ると、全然飽きない」

「もう、人を玩具扱いしないで。髪乱れるでしょっ」

「大丈夫大丈夫。ちょっと位乱れたって、可愛いのは変わらないから」



そう言いながら、大地は楽しそうに笑っていた。



もう……しょうがないなぁ、この悪ガキは。

そう思いながら、私もいつの間にか笑顔になってた。