全生徒の憧れの的『姫サロン』


その中で最も重要なモデル『姫』がこんな簡単に決まっちゃうことはちょっとショックだけど・・。



それでも僕は姫を支える姫サロンの一員なんだ。



『----------新入生代表 龍崎 真麻』


挨拶が終わる。


「よし!
馬鹿土田はいるか?」

「馬鹿じゃねえっつうの!!!!」

「居るな。
そうだ! 利月はどうした!?」

「向こうで女子を口説いてま~す!」

「つれて来い!!

もう始まるぞ!」


いつもどおりの陽太君の檄が飛ぶ。



よし、いける。


『続きまして、姫サロンの・・・・・』


全部司会が言う前に僕はステージに全力疾走で走った。


一瞬で恋をした、
君に会うために・・・・・。