「四季はえげつない奴だよ。 でも、方法は正当なもの。 間違った方法じゃない。その闘い方は見習うべきだ。 そんな四季に勝つ為には、奥の手を使わないといけないと僕は思う。 真麻」 いきなり名指しされた真麻の肩がびくっと震えた。 「何?」 「君は……」 その言葉を紡ぐ為にすうっと深く息を吸った。 「禁忌を犯す覚悟はあるか?」