☆大和side 目の前でパニックに陥ってる綾乃をなだめながらの回想。 ――――――― 俺はあの時、先輩と屋上へ行った。 どーせ、待ってるのは欲求の塊…なんて思ってた俺の間違い。 途中から先輩は、 「アタシの彼氏、この間殴ってくれたみたいね」 「は?」 「ほら、2週間前のあの暴力沙汰になった…-――」 いちいち、倒される奴の面なんざ覚えてねぇよ。 「あぁ…」 とりあえず適当に返事しといた。