素敵な片思い

「あ、新しいのもらってくる」


「…いーよ。もぅヘーキ」


「本当に?」


確かにさっきよりは、顔色も多少良くなってきたかな?


「なぁんかさ~。飲み会の後とか…一人の部屋に戻ると、ふと、すげー淋しくなんのな。そういう時に、カノジョに会いたいって…思うな」


ポツリと呟く杉浦くんが、とても可愛く見えた。


淋しい…か。平日会うのは面倒くさいとか言うくせに、実はカノジョの事すごく好きなんだね。


そして…


てコトは、杉浦くんは一人暮らしなんだ。


じゃあ会社から家は近いのかな?


送って行ける距離?