素敵な片思い

何だか、そんな気がしてた。


だって


横山ありさちゃんや杉浦くんは、


話の流れから…もう何度か小玉さんと飲みに行ってるような感じだったから。


私がそう言うと小玉さんは、お猪口片手にクッと笑って、私を見る。


「…バレたかぁ~。さすがやな、相原さん。鋭いな」


「鋭いっていうか、分かります。さっき杉浦くんにも言われたし。同情だって…。私って社内の人から、相当可哀想な目で見られてるんですよねぇ…」


「同情ちゅうか…。何やろな…気になる」


トクン


思わず隣を見た小玉さんの、薄茶色の瞳に…


吸い込まれそうになった。






酔ってるのか、少し潤んだ瞳に


…釘付けになる。