素敵な片思い

「オレのはフられたんじゃねーし」


杉浦くんはそう言うと、いつもの生意気な感じで私を見た。


「……だね。フられたのは私だけでーす」


「別にそういう意味じゃねーんだけど」


「わかってる! ねぇ。杉浦くん、元カノとちゃんと話つけたの?」


イラッとして、ついそんなことを言ってしまう。


そしたら杉浦くんは、大きく数回うなずいた。


「それはマジ。ハイ、これ返すわ」


え……?


杉浦くん、ポケットから何かを取りだした。


あ、先週貸した私のリング。


なんでポケットに素で入ってるんだろー。