素敵な片思い

「相原、さっきホントごめんな。悪気ないし、元カノの香りだから好きつったワケじゃね~から」


「……うん、もういいよ」


「いきなりかけたケド、大丈夫? 苦手な香りじゃね~かな」


ううん。むしろ、スキ。


じっと杉浦くんを見ていると、


杉浦くんはフフっと笑った。


「でもさ、相原さっき怒ったっつ~コトは。オレ……ちょっとは期待していい?


なんとも思ってなかったらさ、怒んねぇよな?」


ドキ。


それは、当たってる。