素敵な片思い

そう思いながらも、内心……嬉しかった。


自分のコトを見てくれている人がいるって、こんなにも嬉しいコトなんだ。


杉浦くんの優しさとおせっかいに、なんだかほっこりした気分になった。







テーブルの上に残されたコーヒーを見つめる。


手に取り、


……ここで初めて小玉さんと会った日を思い出しながら


ゴミ箱に、それを投げてみた。






――カコン!