素敵な片思い

「ちょっと……杉浦くん。小玉さんになに言ったのぉ?」


「へ?朝まで一緒にいたときの、相原とのやり取り教えてくれって……」


うわぁ。また質問攻めにしたんだ?


小玉さん苦笑してるし。


「コイツなぁ、昨日の晩、電話してきよってん。

相原がオレんこと好きなんちゃうかとか、もしコクられたらどーするかとかなぁ?

ウザいでぇ。えーのん?このオトコで」


小玉さんはそう言って、ニヤニヤ笑っていた。


「うわ、杉浦くん最悪ぅ~」


杉浦くんをチラリと見ると、


「あっ!オレ、得意先に電話しね~と……」って言いながら


足早に、給湯室を出て行った。


あ~あ、逃げちゃった。