素敵な片思い

「乾杯~っ」


とりあえず、横山ありささんは待たずに飲み会は始められる。


「相原さん、気さくやなぁ。何で会社であんな暗ぅしとんの?損やん」


小玉さんは、容赦なく直球をぶつけてくる。


「私、事務経験ないんですよね。なぁんかやる事全部裏目に出てる気がしちゃって」


「そーなんや?前、何の仕事しとったん」


「販売です。本当は接客が好きなんですけどね…」


腰悪くしてとか、事務は単調で…とかって言おうとしたら


小玉さんの言葉に、もう何も言う気がなくなってしまった。


だって…。


小玉さんは私の顔を覗き込み


「うわ~、めっさ分かるわ…。相原さんに、これお似合いですよって笑顔で言われたら…買うな」


そう言ったんだ。