素敵な片思い

ちょ…ちょっとぉ?


私も慌てて車を降りた。


車の前で伸びをしている杉浦くんに、駆けよる。


「杉浦くんっ、そんなこと言われても困るよ」


「は?いきなり断んなよなー」


「え……だって」


小玉さんを諦めようとは思ったものの、やっぱりまだ好きなのは、小玉さんだもん。


杉浦くんに好きって言われても、何だか実感わかないっていうか。


「なんだよー、小玉さんなんかやめとけって。オレの方が絶対いーから」


どこからくる!?その自信。