素敵な片思い

トントンと階段を駆け上がる音が聞こえてくる。


来たっ!


「小玉さ~ん、ココですっ」


思わず立ち上がり階段に向かって手を振ると、目の前の杉浦くんは私を見上げて驚いていた。


また、意外って思ったかな。


杉浦くんの中で私がどういうイメージだろうが、いーもん。別に気にしないしー。


会社の私と、普段の私は違うんだ。


それに、今は特にテンション上がって来たからね。


そう…。


今日は小玉さんに、たくさん話を聞いてもらうんだ。