素敵な片思い

そおっと中を覗くと、四人が仲良くテーブルを囲んで座っていた。


「悪口じゃねーじゃん。ホントの事だし。こいつさぁ、彼女んち掃除してやったりすんですよ?ありえねーよ。

しかも、杉浦が掃除した後、もー帰っていいよとかね。コイツ、いつもえらそ~なくせして実は尻にしかれてんの」


笑う三四郎くんを、杉浦くんが足蹴りしてる。


それ聞いて、ありさちゃんまたまた爆笑。


「あははっ。じゃーうちにも掃除しに来てっ。ご褒美に、つまみとビールあげるから」


「るせっ。何でオレがありさの部屋掃除すんだよ…」


ふてくされた杉浦くんは、チラッと入り口を見る…。


うわ、見つかっちゃった。


「でもなぁ~、杉浦のカノジョめっちゃ可愛いんだよなぁ。性格は最高級に悪いけどな」