素敵な片思い

小玉さん、そんなに背が高くないんだよね。170cmぐらいなのかな。


私…女なのにデカめで、持って来たジャージも大きめだから。もしかしたら履ける気がする。


「やっぱり持って来ます!」


小玉さんを置いて、部屋を出た。


ジャージなら違和感ないよね?杉浦くんたちが見ても、女性用だってわかんないだろーし。


黒にオレンジと赤のラインが入った、私のお気に入り。


小玉さんに…似合いそーだよ。







ジャージを手に小玉さんの部屋に戻る。


「ハイ、どーぞ」


「…何や悪いなぁ」


「いーえ。小玉さんだとちょっと足出ちゃうかも知れないけど…ま、冷たいよりかはいいですよね?」


「おー。ありがとな」


小玉さんは私からジャージを受け取ると、そのままベルトを外し始める。


…えっ!