「でも…小玉さんだから、好きなんじゃないですか?カノジョさんは…」
「そーなんかな…」
「そうですよ。だって…」
だって…
私も、好き。
喉まで出かけて、言葉を呑み込む。
私が告白してる場合じゃないってば。
今は、小玉さんの話を聞くんだ。
小玉さんって…プラス思考って言ってた割に、そうじゃないよね。
あの時缶がゴミ箱に吸い込まれていったように…きっと、何か裏付けがないと…プラス思考になれないんだ。
だったら…。
「…小玉さん流でいくと」
咳払いをして、小玉さんの顔をじっと見つめる。
「オレ流?」
「そーです。私が今からこのリングを小玉さんに返します。右手か左手か、どっちかに握ってますから。
…当てて下さいね。当たれば、カノジョにもう一度、プロポーズして下さい。ハズレたら…」
トクン、トクンと
高鳴る胸。
初めて会ったあの日のように、
真っ直ぐ私を見る
小玉さんの瞳に…
吸い込まれそうになる。
「そーなんかな…」
「そうですよ。だって…」
だって…
私も、好き。
喉まで出かけて、言葉を呑み込む。
私が告白してる場合じゃないってば。
今は、小玉さんの話を聞くんだ。
小玉さんって…プラス思考って言ってた割に、そうじゃないよね。
あの時缶がゴミ箱に吸い込まれていったように…きっと、何か裏付けがないと…プラス思考になれないんだ。
だったら…。
「…小玉さん流でいくと」
咳払いをして、小玉さんの顔をじっと見つめる。
「オレ流?」
「そーです。私が今からこのリングを小玉さんに返します。右手か左手か、どっちかに握ってますから。
…当てて下さいね。当たれば、カノジョにもう一度、プロポーズして下さい。ハズレたら…」
トクン、トクンと
高鳴る胸。
初めて会ったあの日のように、
真っ直ぐ私を見る
小玉さんの瞳に…
吸い込まれそうになる。


