素敵な片思い

「何食おっかな~。あ、もぅ22時じゃん。相原ホントにいい?」


「いいよ~。杉浦くん、普段まともな物…食べてなさそうだよね~。体壊さないでよ?」


「そーいや会社入ってからコンビニ弁当ばっかだな~。だからか、最近体調悪いん」


「えっ!?体調悪いの?」


「朝体重いしさ、最近ずっと頭痛ぇんだよな~。肩こりかな?」


「毎日遅いからだよ。仕事とはいえ、大変だよねぇ…」


「な。ちょっと提案」


杉浦くんはスーツの上着を着ながら、私の方をチラと見る。


「…何?」


「今さぁ、何か欲しいもんねー?」


「…へ?」


「相原ってアクセサリーとかバッグとか…金かかってそーじゃん。何か買ってやるから、飯作ってよ」


「…はぁっ!?」